スター・ウォーズごっこビデオがネット流出、共感と同情の寄付運動

http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20030521201.html

ティーンエージャーが、懸命にライトセーバーを振り回している自分の姿を密かにビデオに収めた。ところが気の毒なことに、このビデオがインターネット経由で世界中の人の目にさらされてしまった。恥ずかしい思いをしている少年のために、2人のウェブロガーが寄付を募っている。
(中略)
 ビデオには、太ったティーンエージャーが独りきりで、ほうきをライトセーバーに見立てて戦闘シーンを演じている様子が映し出されている。少年は2分間続くビデオ中ずっと、ほうきを一心不乱に振り回しながら、ライトセーバーの効果音を口まねしている。一般公開する意図のないことが明白なこのビデオは、おかしいと同時に痛々しい。

あぁ、これは死にたいだろうなぁ。太っちょの15歳が箒をライトセーバーっぽく振り回しているシーン…そんなビデオが世界中に…。
そうだよなぁ、15歳の少年のそんな姿が納められたビデオが出回ったら、被写体の少年は死にたくなるだろうねぇ。

日本の事例でたとえればあれか。クラスに必ず一人はいる、食いしん坊風とか、マラソン大会で拍手を浴びながら最後にゴールインする奴とか、そんなキャラクターのクラスメイトが、一人っきりで太陽にほえろジーパンの殉職シーンを真似ていた。そしてそんなビデオが出回った、というのと等価だろうか?

しかしまぁ、15歳の少年だったら、そのくらいのことはするわなぁ。人間の人生の中で、一番多感で、かつ悩み、そして頭の悪くなる時期だし。俺もギレン閣下の演説がフルで言えるかを、オタク友達と競った思い出があったりなかったりで…って俺が15歳のころはガンダムに興味が無かったっけ。ってことは学生時代か、そんなことで張り合っていたのは。もっと死にたくなるなそれは。

で、このばあいは『寄付』とは言わんわな。『おひねり』だろう。あのお馬鹿だったころを思い出させてくれる、そんな感動できる映画なんだろう、きっと。実物は見ていないけど。見たいかといわれれば見たくないけど。15歳のころの俺には二度と出会いたくないし、脳内でも。