実写版セーラームーン Act.16

亜美ちゃんがなるちゃんに嫉妬する回。
毎回毎回、キャラクターの掘り下げと使い方が上手いなぁとおもっていたが、今回もそのキャラクターに忠実な展開がよかった。
亜美ちゃんにとってうさぎちゃんは始めての親友。しかしうさぎはその性格から友達も多い。うさぎ同様、思ったことは割りとすぐ表に出すなるちゃんは亜美ちゃんへの嫉妬を表情に出すが、亜美ちゃんは自分が抱いた『嫉妬』という感情に戸惑い、自己嫌悪にまで陥ってしまう。
それを厳しく諭すのが、ある意味で似たもの同士のレイちゃんだってのも、展開としては正しい。少なくとも継続してみてきている人間にとって、個々人の持つ感情の流れが不自然だと思わせないだけでも、脚本の上手さが出ている。

さて次回、レイちゃんは美奈子ちゃんと教会で遭遇、そして衛に彼女(日下陽菜:演ずるは松下萌子)がいることを知ったうさぎの心中やいかに…という話。一度に二つのストーリーが同時に走って収斂する構成も、毎回楽しみなんだよな、最近。

しかし、この『日下陽菜』ってネーミングもウマいなぁ。地球を振り回す太陽と、地球の周りを回る月。いい対比じゃないですか。きっとわがまま放題のお嬢様ですよ、陽菜という女性は。