仮面ライダーカブト 04

主要キャラのセットアップ話。
加賀美は元高校球児だったのね。で、弟はピッチャーだったが肩か肘をやったと。兄弟で練習するつもりだったが、待ち合わせ場所のグラウンドで弟はワームに襲われたと。

前回今回のエピソードで、ワームはどこまでも偽装するというのが判った。記憶や思い出までもぎ対されると、たとえそれがZECTの訓練を受けた者だとしても見破ることは出来ない。見破れたとして、その相手が肉親と同じ姿だったら、冷静でいられるかどうか。
加賀美の弟が擬態を繰り返さずにいたのは何か意味があるのかね。冷静に考えれば、今まで最初の犠牲者以外は、『擬態するところを見られた』か『擬態されていると疑っていた』者ばかりで、無差別に殺して擬態するわけでもないみたいだけど。
あと、加賀美弟のワームはオヤジにも会いたいと言っていたが、加賀美のオヤジがZECTの中枢にいることを知ったからか?…それはないな。おそらく加賀美本人がワームの存在を知ったのは、弟の失踪の後だろうし。ZECTの組織形態からもそう考えるのが妥当だ。単に『兄貴とオヤジもワームになってしまえばいい』という、ワームの本能から来る発言なんだろうな…なんつーか、スタとれのボーグチックな設定かも。

天道は基本的に俺様で無茶なヤツだが(加賀美名義でマル徳の鯖を店に着払いで送るってのはどうよと…まぁ結局自腹なんだろうな、あの鯖。あの後うやむやにされたが)、人の気持ちがわからない男ではない。わかるからこそ、加賀美を挑発し、弟の姿に擬態したワームの処遇を加賀美に任せたわけだ。ZECTのメンバーとしてやっていく以上、弟の姿だろうと何だろうと、ワームを許してはいけないわけだし。

『天道!俺はお前を超えてみせる!』という加賀美の叫びにより、今後この2人の主人公の行く末が、俄然気になってきた。加賀美も鍛えなきゃいけんね、いろいろ。