仮面ライダーカブト 11

「気障な台詞を言うメークアップアーティストの登場編」のプロットとしては悪くないが、演出が悪のりしすぎだろー。
井上の脚本だと悪のりが過ぎる理由は『あまりにあっさりした情景描写』のせいだと思うけどね。オークションで流出した過去の本とかを読む限り。東映公式でも

台本では「メイクで美しく」「アルティメットメイクアップ!」などと書かれていますが、実写で表現するのは、文字ほどたやすくありません。

と有るように、なにも薔薇を背負えだの分身しろとは書いてないわけで。
今回の田崎は『気障な優男』を印象づけるためにかなり無茶をやったな、と。つーかぶっちゃけ『やっちまった』感さえある。
まー、今後は『薔薇の兄ちゃん』と呼ばせてもらおう。ちぃ、覚えた>風間

脚本の責任なのは、『全員ワーム』の伏線不足程度か。『グレーのパンツを履いてる』のが2人いて、化粧ののりが悪い程度で『そいつは人間じゃないぞ』って言う天道はらしいけどさ。仮に違って相手が怒っても気にしないような奴だろうし。
屋形船に『通りすがりのモノです』って言って現れるのはおかしいとは思うが、風間って明らかにそう言う『可笑しい奴』って設定だしなぁ。

っていうかさ、井上が出てくるまで待ちガイル状態になっている人間多すぎ。
良かったな、井上脚本だから思う存分叩けるし。知識経験無いけれどキャラとハートで大まかカバーできるモンね、井上叩きは。