キル・ビルを見た

不満点

  • 冒頭で東映の三角マークが出てこない

以上。後は楽しかったよ、娯楽映画として。エンディングに梶芽衣子の『恨み節』という選曲もナイス。ユマ・サーマンルーシー・リューのたどたどしい日本語による任侠の切った張ったは、空前絶後の代物でしょう(そしてそれらが全部確信犯なんだから恐れ入る)。復讐の相手を見つけたときに、ウィークエンダーの再現フィルムを使ったニュースのテーマ(どうも、『鬼警部アイアンサイドのテーマ』らしい、正確には)が流れるのも、個人的にはポイント高い。
キルビルは、世界一金のかかった『俺たちのための』Vシネマです。お洒落な映画では断じてありません。
俺たちというのは『くだらない映像を見たら、それをネタに半日は平気で語れる』様な人たちです。泣くために映画を見には行かず、しかし世間の人が泣かない映画の泣きポインツを見つける人たちのことです。

そんな映画をお洒落に宣伝するな!